2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[7p-A411-1~17] 1.5 計測技術・計測標準

2017年9月7日(木) 13:15 〜 18:00 A411 (411)

寺崎 正 (産総研)、菊永 和也 (産総研)、徳留 弘優(TOTO)

16:00 〜 16:15

[7p-A411-12] 両電源駆動D級アンプを用いた可搬型核四極共鳴装置の開発

大田垣 祐衣1、〇(B)須崎 滉平1、宮戸 祐治1、赤羽 英夫1 (1.阪大基礎工)

キーワード:核四極共鳴、地雷探知、D級アンプ

核四極共鳴(NQR)は、核スピン1以上の原子核を有する物質に対し、物質固有の交流磁場を照射した時に生じる共鳴現象の一種であり、NQR信号の検出により爆発物や不正薬物の有無を非接触検知できる。これまでに小型なNQR装置を開発してきたが、物質を検知可能な距離が短かった。そこで、両電源D級アンプを用い、アンテナ電圧を上げることで、爆発物の一種であるRDX 100 gに対し、測定時間20秒で計測可能な距離を9cmに伸ばすことができた。