[7p-A504-1~14] 12.5 有機太陽電池

[7p-A504-5] 有機金属ハロゲン化物ペロブスカイト薄膜における欠陥構造と分子運動性の分光学的研究(IV)

〇緒方 啓典^1,2,3、竹内 大将²、木内 宏弥²、伊東 和範¹、小林 敏弥¹、牛膓 雅人¹、深澤 祐輝¹、大仲 友子¹ (1.法政大生命科学、2.法政大院理工学、3.法政大マイクロ・ナノ研)

キーワード：ペロブスカイト太陽電池、ラマン散乱分光法、固体NMR分光法

有機無機複合物質であるハロゲン化鉛系ペロブスカイト半導体は、現在太陽電池材料として現在大きな注目を集めている。近年、同化合物において固有の欠陥が電子物性および太陽電池特性に与える影響について報告がなされているが、実際の薄膜中における欠陥構造の詳細については十分に解明されていない。我々は、CH3NH3PbX3薄膜中の欠陥構造と相挙動の関係およびそれらが太陽電池特性に与える影響を明らかにすることを目的として、研究を行っている。今回は、主としてラマン散乱分光法および固体NMR分光法を用いてCH3NH3PbBr3-xIx混晶薄膜の相挙動、欠陥構造および分子運動性について調べた結果について報告する。