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[7p-PA8-2] 粒子線治療における飛程検証を目的とした
シンチレーションファイバー検出器の適用可能性の検討
キーワード:炭素線治療、炭素線飛程、シンチレーションファイバー
2020年に山形大学医学部では炭素線がん治療が導入される。炭素線は飛程終端(ブラッグピーク)でほとんどのエネルギーを付与するため、高い線量を集中的に腫瘍に照射し、正常組織には影響を及ぼさない治療が可能となる。実際には腫瘍は体内で位置が変化するため、臓器をリアルタイムでモニタリングすることが求められる。体内組織と12Cとの間の核反応で生じる二次粒子を利用し、リアルタイムでのモニタリングを目的とした、シンチレーションファイバー検出器の開発を行っている。90Srのベータ線源を用いた動作試験は成功しており、シミュレーションはPHITSを用いて行われた。