2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[7p-PA8-1~80] 2 放射線(ポスター)

2017年9月7日(木) 16:00 〜 18:00 PA8 (国際センター1F)

16:00 〜 18:00

[7p-PA8-2] 粒子線治療における飛程検証を目的とした
シンチレーションファイバー検出器の適用可能性の検討

大橋 勇1、門叶 冬樹2、岩井 岳夫3、森本 幸司4、黒澤 俊介2,5 (1.山形大学理工学研究科、2.山形大学理学部、3.山形大学医学部、4.理化学研究所仁科加速器研究センター、5.東北大学金属材料研究所)

キーワード:炭素線治療、炭素線飛程、シンチレーションファイバー

2020年に山形大学医学部では炭素線がん治療が導入される。炭素線は飛程終端(ブラッグピーク)でほとんどのエネルギーを付与するため、高い線量を集中的に腫瘍に照射し、正常組織には影響を及ぼさない治療が可能となる。実際には腫瘍は体内で位置が変化するため、臓器をリアルタイムでモニタリングすることが求められる。体内組織と12Cとの間の核反応で生じる二次粒子を利用し、リアルタイムでのモニタリングを目的とした、シンチレーションファイバー検出器の開発を行っている。90Srのベータ線源を用いた動作試験は成功しており、シミュレーションはPHITSを用いて行われた。