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[7p-PA8-55] Eu添加ストロンチウムアルミノホウ酸塩ガラスのシンチレーション特性
キーワード:シンチレーター
シンチレーター材料には主に無機固体が用いられており、その中でも単結晶やセラミックスがよく用いられている。ガラスのシンチレーター応用についてはまだ限定的なため、我々は基礎研究の余地があると考えており、その一部としてホウ酸塩ガラスに着目した調査を進めている。ホウ酸塩ガラスは低融点、低コストで合成でき、10Bを含有可能なため、10B(n,α)7Li核反応による中性子検出に利用できる可能性があり、そのため、シンチレーターとして興味深い材料系である。本研究ではEuを添加したストロンチウムアルミノホウ酸塩ガラスの放射線励起発光特性について評価し、熱刺激発光測定を通じてキャリアトラップとして働く欠陥準位について調べた。