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[7p-PB7-56] ディラック・コーンのヘキサゴナルな歪みの効果に対する任意次数の有効ハミルトニアンの導出
キーワード:トポロジカル絶縁体
ディラックコーンの六角形状の歪みは2009年にBi2Te3などのトポロジカル絶縁体の表面状態において発見され、L. Fuによって3次までのk・p摂動を用いてこの効果が説明された。しかし、C3vの点群対称性を持つBi2Te3の表面における電子構造を記述するためには、3次の摂動では不十分である。そこで、より高次の摂動を取り入れることでこの効果を詳細に検討し、エネルギー分散、スピンの期待値、スピンと運動量とのなす角等について計算する。