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[7p-S42-13] 高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δを用いた円盤型テラヘルツ波発振素子のウエットエッチング法による作製と評価
キーワード:高温超伝導体、テラヘルツ波、ジョセフソン効果
高温超伝導体Bi2Sr2CaCu2O8+δをメサ構造に加工し、c軸方向に電圧を印加することにより、テラヘルツ帯の電磁波が得られる。特に円盤型素子では0.5-2.4 THzの広帯域発振が観測されている。また最近は、酸によるウエットエッチング法を用いてメサ構造の作製を試みており、ウエットエッチング法により作製した円盤型単独メサ構造からは、数ミリボルトのボロメータ応答電圧が観測されている。本発表では素子作製工程と素子特性について議論する。