2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[7p-S45-1~14] 3.7 レーザープロセシング

2017年9月7日(木) 13:15 〜 17:30 S45 (第6会議室)

坂倉 政明(京大)、奈良崎 愛子(産総研)

14:15 〜 14:30

[7p-S45-4] ローダミン6G を用いたフェムト秒レーザー光重合に よる高感度緑色蛍光タンパク質の3次元造形

〇(M1)阿部 将士1、Serien Daniela2、Terakawa Mitsuhiro1,3、Kawano Hiroyuki4、Miyawaki Atsushi4、Midorikawa Katsumi2、Sugioka Koji2 (1.Keio Univ., School of Integrated Design Engineering、2.RIKEN Center for Advanced Photonics、3.Keio Univ., Department of Electronics and Engineering、4.RIKEN Brain Science Institute)

キーワード:光重合、タンパク質、GFP

細胞近傍あるいは内部へ高感度緑色蛍光タンパク質(eGFP)の微細構造を形成できれば、細胞輸 送メカニズムの解明に応用できると期待されている。一方、タンパク質の三次元微細構造の造形は、 フェムト秒レーザー二光子重合により行うことができる。しかしながら、これまで造形され たタンパク質の種類は限られている。一方我々は前回、522 nm フェムト秒レーザーにより eGFP の造 形が可能なことを報告した。しかし eGFP の高濃度溶液を作製することは難しく、安定した eGFP 微細構造の造形には光増感剤を用いる必要があることが示唆された。そこで本研究では、ローダミン 6G を光増感剤として用い、522 nm フェムト秒レーザーによる eGFP の3次元造形を試みた。