2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[8a-A402-1~9] 8.5 プラズマナノテクノロジー

2017年9月8日(金) 09:15 〜 11:45 A402 (402+403)

内田 儀一郎(阪大)

10:00 〜 10:15

[8a-A402-4] 結晶Geナノ粒子膜の堆積とそのLiイオン電池への応用

内田 儀一郎1、古閑 一憲2、白谷 正治2、神原 淳3 (1.阪大接合研、2.九大院シス情、3.東大院工)

キーワード:Liイオン電池、Geナノ粒子

本研究では結晶Geナノ粒子膜をスパッタリング法を用いて作製し,Liイオン電池の電極材へと応用し,高容量化をブレイクスルーすることを目標としている.今回,スパッタリング法で堆積した結晶Geナノ粒子膜を負極材としたLiイオン電池(2016コインセル)を試作し,充放電特性から重量比容量を評価した.初期容量として理論値に近い約1600 mAh/gが得られた.充放電のサイクル数とともに,容量は緩やか低下し、50サイクル後の容量は約600 mAh/gであった.これは従来型のカーボン負極材電池の300 mAh/gを大きく超える容量であり,Geナノ粒子生成・堆積プラズマプロセスのLiイオン電池応用への有効性を示す結果である.