2017年第78回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.2 材料・機器光学

[8a-C17-1~11] 3.2 材料・機器光学

2017年9月8日(金) 09:00 〜 12:15 C17 (研修室2)

石飛 秀和(阪大)、尾下 善紀(ニコン)、片山 龍一(福岡工大)

11:45 〜 12:00

[8a-C17-10] 高抵抗膜及び浮遊電極を有する輪帯電極型液晶レンズ

斉藤 慎太郎1、後藤 祐紀1、河村 希典1、佐藤 進2 (1.秋田大院理工、2.液晶レンズ研究所)

キーワード:液晶レンズ、輪帯電極、浮遊電極

同心円状の輪帯電極構造に円形高抵抗膜を用いることで,レンズ径付近の光学位相差分布を改善でき,液晶層の利用効率を向上できることを報告した。しかし,輪帯電極の引出し線の増加によりレンズ特性に与える影響が大きくなり,放物面状の特性が得られないことが確認された。輪帯電極型液晶レンズにおいて,開放(浮遊)電極を設けることで引出し線の数を削減することは,駆動電源を簡素化に有用である。そこで本研究では,特定の電極を開放状態とした場合のレンズ特性への影響について調べることを目的として,実験を行った結果について述べる。