2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.3 酸化物エレクトロニクス

[14a-419-1~10] 6.3 酸化物エレクトロニクス

2017年3月14日(火) 09:00 〜 11:30 419 (419)

藤原 宏平(東北大)

09:00 〜 09:15

[14a-419-1] ルチル型TiO2単結晶メモリスタ素子の抵抗変化領域における価電子状態解析

山口 賢吾1、竹内 正太郎1、酒井 朗1、五十嵐 信行2 (1.阪大院基礎工、2.名大未来研)

キーワード:抵抗変化現象、TiO2、STEM-EELS

抵抗変化(RS)現象を示すTiO2はメモリスタ素子材料として期待されている。我々は4端子平面型メモリスタ素子において酸素空孔分布の精密制御による可逆的RS特性を報告してきた。今回、本素子のRS領域内におけるRS特性と結晶構造・価電子状態の相関を捉えるためSTEM-EELS測定を行った。その結果、RS領域内の表層付近においてTiO2組成が局所的に変化していることを見出した。この変化が素子のRSと関連していると考えられる。