2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[14p-313-1~17] 12.1 作製・構造制御

2017年3月14日(火) 13:30 〜 18:00 313 (313+314)

長谷川 裕之(情通機構)、葛原 大軌(岩手大)

16:15 〜 16:30

[14p-313-11] コア-デュアルシェルハイブリッド構造ナノ粒子における発光増強効果

〇(M1)坂本 直柔1、小野寺 恒信1、出澤 拓磨2、柴田 穣2、及川 英俊1 (1.東北大多元研、2.東北大院理)

キーワード:蛍光増強、ハイブリッドナノ粒子、ギャップモードプラズモン

本研究では、コアーデュアルシェルナノ粒子(Au core/dye doped silica shell/ Au shell NPs)を作製し、類似した構造を有するナノ粒子との比較から、効率的な蛍光増強を発現するハイブリッド構造について検討した。コアーデュアルシェルナノ粒子は、シリカ層への色素含有量が等しい条件において20 倍以上の蛍光増強と量子収率の増大、短寿命化が観測された。これらの結果は、金コアナノ粒子と金シェルの間で誘起されるギャップモードプラズモンが輻射増強に効果的に寄与することを示唆している。