2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 窒化物半導体特異構造の科学 ~発光再結合の解明と制御~

[14p-503-1~8] 窒化物半導体特異構造の科学 ~発光再結合の解明と制御~

2017年3月14日(火) 13:45 〜 17:45 503 (503)

三宅 秀人(三重大)、川上 養一(京大)

15:00 〜 15:30

[14p-503-4] プラズモニクスによる発光再結合制御と高効率化

岡本 晃一1 (1.九大先導研)

キーワード:表面プラズモン、プラズモニクス、パーセル効果

励起子と表面プラズモン(SP)の結合によって、InGaN量子井戸等の発光材料・発光素子の発光効率を改善できる。励起子-SP結合は自然放出速度を促進し、非発光再結合を制御することによって内部量子効率が向上する。発光速度の増強度を表すPurcell因子は最大500に達した。このような励起子とSPの結合系の量子状態は「プレキシトン」と呼ばれ、高効率発光素子をはじめ、様々な光技術に応用できる可能性を秘めている。