2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.7 医用工学・バイオチップ

[14p-F204-1~15] 12.7 医用工学・バイオチップ

2017年3月14日(火) 13:45 〜 18:00 F204 (F204)

宇野 重康(立命館大)、柳瀬 雄輝(広島大)、當麻 浩司(医科歯科大)

17:15 〜 17:30

[14p-F204-13] シンプルな構成の酸化還元膜-酵素積層膜を用いた延長ゲート有機トランジスタ型乳酸センサの開発

土屋 和彦1、野村 綾子1、松井 弘之1、熊木 大介1、古澤 宏幸2、時任 静士1 (1.山形大 ROEL、2.山形大院理工)

キーワード:有機電界効果トランジスタ、乳酸、乳酸オキシダーゼ

生体筋肉等における解糖系代謝産物である乳酸は、運動ストレスと関連するため運動能力評価の測定対象として注目されている。本研究では、安価に作製できるウエアラブル指向の有機トランジスタ型バイオセンサ上にシンプルな構成からなる酸化還元膜-酵素積層膜電極を作製し、乳酸の検出を試みた。乳酸添加により酵素反応に伴うトランジスタ特性変化が観察でき、乳酸センサに応用できることがわかった。