2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

22 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」 » 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

[14p-F206-1~13] 22.1 合同セッションM 「フォノンエンジニアリング」

2017年3月14日(火) 14:00 〜 17:45 F206 (F206)

粟野 祐二(慶大)、馬場 寿夫(JST)、宮崎 康次(九工大)

15:45 〜 16:00

[14p-F206-7] ベンズイミダゾール誘導体ドープ単層カーボンナノチューブを用いた大気安定n型熱電フレキシブルフィルムの開発

〇(M1C)中島 祐樹1、中嶋 直敏1,2、藤ヶ谷 剛彦1,2,3 (1.九大院工、2.WPI-I²CNER、3.JST-さきがけ)

キーワード:熱電発電、カーボンナノチューブ、n型

体温や電子機器の熱を電力に変換する熱電発電が注目されており、高い電気伝導率、耐熱性、フレキシブル性をもつ単層カーボンナノチューブ (SWNTs) は熱電材料として応用が期待されている。効率の良い熱電発電を行うにはn型p型両方のSWNTsが必要であるが、n型SWNTsは大気中での酸化により安定化が難しくp型と比べて報告されていなかった。そこで我々はSWNTsとベンズイミダゾール誘導体を複合させ、大気中で6ヶ月以上安定なn型熱電材料の開発に成功した。