2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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[14p-P10-1~98] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

2017年3月14日(火) 16:00 〜 18:00 P10 (展示ホールB)

16:00 〜 18:00

[14p-P10-19] グラフェンナノリボンと量子スピンホール相

伊藤 蓮1、近藤 憲治1 (1.北海道大学電子科学研究所)

キーワード:量子スピンホール効果、グラフェン

2004年、KaneとMeleによってグラフェンナノリボンにおいて量子スピンホール(QSH)効果が起こり得るということが理論的に予言された。このモデルはRashba項を含むため、up spinとdown spinとが混ざり合い、区別することができない。そこで、Rashba項を除いて二つのスピン状態を区別できるようにするとともに、波動関数を考えることで実際に純スピン流がedgeに流れることを確認する。また、あまり調べられてこなかったArmchair型におけるQSH相についても考察する。