2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[14p-P10-1~98] 10 スピントロニクス・マグネティクス(ポスター)

2017年3月14日(火) 16:00 〜 18:00 P10 (展示ホールB)

16:00 〜 18:00

[14p-P10-26] [CoPt/AZO/Ag]積層膜の垂直磁気特性と膜構造

山根 治起1、近藤 祐治1、伊佐地 育圭2、武田 啓輔2、小林 政信2 (1.秋田産技センター、2.千葉工大)

キーワード:垂直磁化、磁気光学

【金属磁性層/誘電体光干渉層/金属反射層】で構成された磁性積層構造体では、光干渉(キャビティ)効果により、極Kerr測定において、通常の単層膜の100倍以上におよぶ非常に大きな磁気Kerr回転角が実現可能である。我々は、磁気光学キャビティ効果を用いることで、新たな光検知式化学センサの開発を進めている。本センサの実用化には、大きな磁気光学効果とともに、良好な垂直磁気特性が必要である。磁気光学キャビティ構造を有するCoPt積層膜の磁気特性と膜構造について検討した、その結果、CoPt膜の垂直磁気特性の向上には、積層欠陥の低減および酸素との結合が重要であることが分かった。