[14p-P10-1~98] 10 スピントロニクス・マグネティクス（ポスター）

[14p-P10-55] BaTiO₃(001)基板の構造相転移で誘起されるCoFeBアモルファス薄膜の面内磁気異方性の変調

〇磯上 慎二¹、谷山 智康² (1.国立福島高専、2.東工大)

キーワード：マルチフェロイック、磁気弾性効果、磁気異方性

BaTiO₃基板上に成膜されたアモルファスCoFeB薄膜の誘導磁気異方性を定量的に評価した．正方晶から斜方晶系への構造相転移に伴う面内の一軸誘導磁気異方性エネルギーの値は，0.36×10⁵ erg/cm³から7.4×10⁵ erg/cm³へと大きく増大した．格子歪みからも同時に見積ったところ，同一のオーダーで一致したことから，基板から誘起された磁気弾性効果によるものと推察された．学術講演会では基板との界面へ挿入されたTa膜の効果，BaTiO₃ドメイン構造に関して詳細に発表する．