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[14p-P4-34] 厚さ低減=還元? 酸化グラフェンの構造に関する新たな知見
キーワード:酸化グラフェン、グラフェン
酸化グラフェン(graphene oxide, GO)の還元・修飾を効率的に実現するために,その構造モデルを構築するのは重要である.これまでに,Lerf-KlinnowskiやScholz-Boehmなど多くのGOモデルが提案された.近年,Rourkeらが,GOはほぼ酸化されないベーサル面とそれに付着する小分子酸化残留物(Oxidation debris,OD)からなるというモデルを提唱した.しかし,ODの存在については議論が続いている.本研究では,KMnO4/H+二次酸化によりGOの酸化誘導体を作製し,その元素組成や表面形状などの情報を収集することで,GOの構造に新たな知見を得ることを目指す.