2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

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[14p-P4-1~78] 17 ナノカーボン(ポスター)

2017年3月14日(火) 13:30 〜 15:30 P4 (展示ホールB)

13:30 〜 15:30

[14p-P4-34] 厚さ低減=還元? 酸化グラフェンの構造に関する新たな知見

〇(DC)屠 宇迪1、宇都宮 徹1、一井 崇1、杉村 博之1 (1.京大院工)

キーワード:酸化グラフェン、グラフェン

酸化グラフェン(graphene oxide, GO)の還元・修飾を効率的に実現するために,その構造モデルを構築するのは重要である.これまでに,Lerf-KlinnowskiやScholz-Boehmなど多くのGOモデルが提案された.近年,Rourkeらが,GOはほぼ酸化されないベーサル面とそれに付着する小分子酸化残留物(Oxidation debris,OD)からなるというモデルを提唱した.しかし,ODの存在については議論が続いている.本研究では,KMnO4/H+二次酸化によりGOの酸化誘導体を作製し,その元素組成や表面形状などの情報を収集することで,GOの構造に新たな知見を得ることを目指す.