2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

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17 ナノカーボン » 17 ナノカーボン(ポスター)

[14p-P4-1~78] 17 ナノカーボン(ポスター)

2017年3月14日(火) 13:30 〜 15:30 P4 (展示ホールB)

13:30 〜 15:30

[14p-P4-72] 酸化黒鉛電極が二次電池用電荷担体にCa2+を用いた際のSEI生成反応に及ぼす影響

中谷 直樹1、中川 清晴1,2 (1.関西大学、2.HRC)

キーワード:酸化黒鉛、二次電池、カルシウムイオン

2次電池の電荷担体として用いられているLi+の代替としてCa2+期待されている。Ca2+は電極上で2電子反応を起こすため、リチウムイオン電池(LIB)を超える容量が得られる可能性がある。しかし、これまでにLIBを超える容量が得られた報告はされていない。Li+の黒鉛層間への挿入脱離には黒鉛表面で固体電解質界面(SEI)と呼ばれる電解液由来の表面被膜の生成が必要不可欠だと考えられている。Ca2+を電荷担体として用いた際もSEIが必要だと予想できる。