[14p-P9-1~30] 8 プラズマエレクトロニクス（ポスター）

[14p-P9-15] 酵母の遺伝子発現に大気圧プラズマジェット照射が与える影響

〇柳生 義人¹、本村 将次¹、中尾 吉貴¹、林 信哉²、山崎 隆志¹、猪原 武士¹、大島 多美子¹、川崎 仁晴¹ (1.佐世保高専、2.九大総理工)

キーワード：遺伝子発現、大気圧プラズマジェット、酵母

生体細胞へプラズマ状のガスを照射することで，微生物の殺菌，遺伝子導入，止血，悪性腫瘍細胞の選択的不活化など興味深い成果が報告されており，プラズマと生体細胞の現象学的な関連が明らかとなってきているが詳細なメカニズムは明らかになっていない。これまでの研究より，プラズマ化したガス中に生成されるラジカルや荷電粒子，光などの複合的作用が生体が有する様々な遺伝子を発現させていることが明らかとなっており⁽¹⁾⁽²⁾，本稿では，プラズマ生体相互作用により，大気圧プラズマジェットが生体に与える影響を調査するために，モデル生物として用いられる酵母（S. cerevisiae）の変動遺伝子に対する時間依存性をDNAマイクロアレイ法を用いて解析したので報告する。