[15a-213-1~12] 3.5 レーザー装置・材料

△ [15a-213-12] 2.8 μm帯Er添加Lu₂O₃セラミックレーザーの発振特性評価

〇上原 日和²、安原 亮¹、時田 茂樹²、村上 政直³、清水 政二³ (1.核融合研、2.阪大レーザー研、3.三星ダイヤモンド工業(株))

キーワード：中赤外レーザー、セラミックレーザー、希土類三二酸化物

高出力な中赤外レーザーの開発を将来目標に見据え、Er添加Lu₂O₃透明セラミック結晶を中心波長976 nmの半導体レーザーで励起し、波長2.8 μm帯における発振特性について詳細に調査した。その結果、パルス励起で15%のスロープ効率、1.2 Wのピークパワーを有する発振を観測し、そのダイナミクスを明らかにした。また、室温でのCW動作において、スロープ効率17%、発振閾値約1 Wを達成した。これは現在Er:Lu₂O₃セラミックレーザーで報告されている最高効率である。