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[15a-213-7] カーボンナノチューブ可飽和吸収体を用いたモード同期Yb3+:CaF2レーザーの開発
キーワード:mode-locked laser、フッ化カルシウム、カーボンナノチューブ
単層カーボンナノチューブ(SWCNT)可飽和吸収体は、その早い応答速度と広い吸収帯域よりSESAMに代わる可飽和吸収体として近年盛んに研究されている。本研究ではこのSWCNT可飽和吸収体を用いてモード同期Yb:CaF2レーザーの研究を行った。Yb:CaF2は広くなだらかな蛍光スペクトルを持ち、超短パルスレーザーの利得媒質として最適である。今回我々はO.C.の透過率が 1%の時にパルス幅77 fs、平均出力94 mW、O.C.の透過率が 3%の時にパルス幅87 fs、平均出力260 mWを得た。