2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.5 レーザー装置・材料

[15a-213-1~12] 3.5 レーザー装置・材料

3.5と3.14のコードシェアセッションあり

2017年3月15日(水) 09:00 〜 12:15 213 (213)

神田 夏輝(理研)、廣澤 賢一(三菱電機)

11:00 〜 11:15

[15a-213-8] サブ200 fsカーレンズモード同期Tm3+:Sc2O3レーザー

戸倉川 正樹1、藤田 慧祐1、益子 裕1、クランケル クリスティアン2,3 (1.電通大レーザー研、2.ハンブルグ大学レーザー研、3.ハンブルグ超高速イメージセンター)

キーワード:2μm帯モード同期固体レーザー

Tm添加媒質は波長2 μm帯において広帯域な利得を有し、800 nm帯のLDで直接励起が可能なため、高効率・高出力な波長2 μm帯超短パルスレーザー用の利得媒質として高い注目を集めている。
今回我々は1611 nmのFiber MOPAを励起光源とし、カーレンズモード同期Tm3+:Sc2O3レーザーを開発し、165.5 fs、440mWおよび288 fs, 1Wの発振に成功したのでそれを報告する。我々の知る限りこれはTm添加固体媒質を用いた世界初のカーレンズモード同期発振である。