2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.7 レーザープロセシング

[15a-512-1~12] 3.7 レーザープロセシング

2017年3月15日(水) 09:00 〜 12:15 512 (511+512)

長谷川 智士(宇都宮大)、飯野 敬矩(奈良先端大)

10:45 〜 11:00

[15a-512-7] フェムト秒レーザーレーザーアニールによるp-GaN上へのNi/Auオーミック電極作製

山崎 勇輝1、川上 博貴1、直井 美貴1、〇富田 卓朗1 (1.徳島大工)

キーワード:フェムト秒レーザー加工、GaN、ワイドバンドギャップ半導体

p-GaNとNi/Au(20/20 nm)電極の界面 にサファイア面からフェムト秒レーザを照射した。レーザフルエンスを0.11 J/cm2から 0.28 J/cm2の間で変化させて照射した。作製した電極について 2探針法で電流圧特性評価を行った。電極は90µm×90µmの正方形の形状で、電極間距離は90µmである。その結果、フェムト秒レーザ未照射の電極ではショットキー特性を示したのに対して、レーザフルエンス0.11J/cm2から0.28 J/cm2ではオーミック特性を確認できた。これらの結果から、レーザフルエンス0.10J/cm2以上で p-GaNと電極の界面にフェムト秒レーザを照射するとオーミック電極が作製できると考えられる。