2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[15a-B6-1~11] 17.2 グラフェン

2017年3月15日(水) 09:30 〜 12:15 B6 (B6)

長汐 晃輔(東大)

12:00 〜 12:15

[15a-B6-11] グラフェンゲートトランジスタによる高感度ガスセンシング

佐藤 信太郎1、原田 直樹1、林 賢二郎1、片岡 真紗子1、山口 淳一1、大伴 真名歩1、大淵 真理1、曽我 育生1、近藤 大雄1、岩井 大介1 (1.富士通研)

キーワード:グラフェン、ガスセンサ、トランジスタ

グラフェンを利用した新たなガスセンサを開発した.本センサは,シリコントランジスタのゲート部分をグラフェンで置き換えた構造を持つ.ガス分子がグラフェンに吸着すると,グラフェンの仕事関数が変化し,その結果シリコントランジスタの閾値が変化する,という原理によりガスを検出する.開発したセンサは,NO2に対して1 ppb以下の感度を持つことが明らかとなった.さらにガス種に対する選択性を持つこともわかった.