[15a-E206-1~12] 9.4 熱電変換

[15a-E206-3] Na_2+xAl_2+xSn_4−xバルク体の緻密化と熱電特性評価

〇(D)菅野 雅博¹、山田 高広^1,2、山根 久典¹、永井 秀明³ (1.東北大多元研、2.JSTさきがけ、3.産総研)

キーワード：熱電材料、結晶構造、ディスオーダー

Na_2+xAl_2+xSn_4−x はAlとSn原子が形成する３次元骨格構造内部のトンネル状の空隙にNaが統計的に配置した結晶構造を有する．本研究では加圧焼結法によりNa_2+xAl_2+xSn_4−x の高密度バルク体（相対密度：約95%）を作製し，その熱電特性を評価した．また，Na_2+xAl_2+xSn_4−x単結晶について低温X線回折実験を行い，構成原子の変位パラメーターの温度依存性から，Na原子が動的および静的なディスオーダーを有していることを明らかにした．