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△ [15a-E206-5] 溶融合成したZn4Sb3の熱電性能と結晶構造
キーワード:熱電変換、Zn4Sb3
本研究では、溶融合成法を用いてβ-Zn4Sb3の高性能化を図った。溶融合成法で得られるインゴットにはクラックが生じてしまうため、合成条件を検討してクラックを減らすことを試みた。温度条件は、923 Kで溶融、その後723 Kでアニールすることにした。ここで、溶融温度からアニール温度まで温度を下げるときの速度を2, 10, 20, 100 K/hと振って試料を作製した。結果として 100 K/h で作製した試料が高い電気伝導率を示し、ZT = 0.93 @ 500 K を達成した。