[15a-P4-1~13] 1.5 Instrumentation, measurement and Metrology

[15a-P4-7] Quantitativity in real-time chemical analysis using hyperpolarized NMR

〇Mineyuki Hattori¹, Kazuhiro Nakamura², Hideaki Fujiwara³, Atsuomi Kimura³ (1.AIST MCM, 2.Akita Noken, 3.Osaka Univ.)

Keywords:nuclear magnetic resonance (NMR), hyperpolarization, optical pumping

NMR計測の飛躍的な高感度化を実現する超偏極を導入するための装置開発を行った。既存のNMR分析装置や小型MRI装置での¹²⁹Xeの計測時間の高速化が実現し、数十msから1秒程度の時間分解で、リアルタイム測定が可能になった。多孔質材料に吸着しているXeの¹²⁹Xe NMRの化学シフトと線幅から、細孔径とXeと細孔との相互作用の解析を行った。従来のNMRが平衡状態にある核スピン磁化を電磁波で操作して生じる信号を解析して分析・定量を行うのに対して、超偏極により誘起される磁化は、熱平衡のものの10万倍といった大きな物ではあるが、非平衡状態であり、磁化の生成についても不確かさに関する考慮が必要になる。