2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[15a-P8-1~31] 12.1 作製・構造制御

2017年3月15日(水) 09:30 〜 11:30 P8 (展示ホールB)

09:30 〜 11:30

[15a-P8-11] フラーレン(C60)の溶解性及びミストデポジション法による成膜性の検討

〇(B)田口 理沙子1、香取 重尊1、織田 真也2、人羅 俊実2 (1.津山高専、2.フロスフィア)

キーワード:フラーレン

フラーレン(C60)はグラファイトの構造をした球状の分子構造をしており,有機半導体材料の中で優れた特性を示すことが知られていて,有機薄膜太陽電池などのn型半導体材料として研究が進められている.しかしながら,フラーレンは物理的に安定で,水や有機溶媒に溶けにくい性質を持っているためにフラーレン単体での利用が難しいとされている.ところが,フラーレンはその特徴的な構造から化学的な反応性を持ち,PCBMなどを誘導体とするることで溶解性が上がることが知られている.そこで,有機材料の利点を損ねないために溶媒を変化させて誘導体材料を用いないフラーレンの溶解性を検討した。また、ミストデポジション法でガラス基板上に成膜実験を行い,成膜性を検討した