2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 有機薄膜素子作製その場観察技術の展望- 「作って測る」から「作りながら測る」へ -

[15p-302-1~7] 有機薄膜素子作製その場観察技術の展望- 「作って測る」から「作りながら測る」へ -

2017年3月15日(水) 13:30 〜 17:00 302 (302)

島田 敏宏(北大)、中村 雅一(奈良先端大)

16:30 〜 17:00

[15p-302-7] 有機系太陽電池研究のための塗布プロセスのその場観察

吉田 郵司1、宮寺 哲彦1、近松 真之1 (1.産総研太陽光)

キーワード:その場観察、有機太陽電池、塗布プロセス

その場観察の応用事例として、塗布印刷可能な有機系太陽電池の薄膜作製への展開について紹介する。標準的なP3HTおよびPCBMの混合膜から成る有機薄膜太陽電池では、バルクヘテロ接合構造の形成が必要である。一般的にはo-ジクロロベンゼンで塗布膜を作製するが、沸点の低いクロロホルムでも乾燥速度を制御することで最適なバルクヘテロ接合構造を形成することを、斜入射X線回折および紫外可視光吸収のその場観察で明らかにした。