2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.9 光物性・発光デバイス

[15p-411-1~16] 13.9 光物性・発光デバイス

2017年3月15日(水) 13:15 〜 17:30 411 (411)

植田 和茂(九工大)、篠崎 健二(産総研)

16:00 〜 16:15

[15p-411-11] 母体結晶のノンスピンバス化を目指したエルビウム添加酸化セリウムのMBE成長

〇(D)稲葉 智宏1,2、俵 毅彦1,3、尾身 博雄1,3、山本 秀樹1、後藤 秀樹1 (1.NTT物性科学基礎研究所、2.阪大院工、3.NTTナノフォトニクスセンタ)

キーワード:エルビウム、酸化セリウム、エムビーイー

我々は通信波長帯光を用いた量子状態操作のプラットフォームとして酸化エルビウムに着目し、光学特性を評価してきた。しかし、酸化エルビウムはEr原子間での相互作用が大きく、横緩和時間が小さいという問題があった。そこで、母体結晶を核スピンのないセリウム原子で構成する(ノンスピンバス化)ことで横緩和時間の長寿命化を実現するために、Er添加酸化セリウムのエピタキシャル成長を検討した。