[15p-424-1~19] 1.4 Energy conversion, storage, resources and environment

[15p-424-7] Oxygen reduction reaction on Pt_ML/Pd (110)

Yasushi Masahiro¹, Koichi Matsutani¹, Takeshi Kaieda¹, Mask Nishizaki¹, Bhume Chantaramolee², Paulus Lim², 〇(D)Ryo Kishida², Shinichi Kunikata², Wilson Dino^2,3 (1.Tanaka Kikinzoku Kogyo, K.K., 2.Dept. of Appl. Phys., Osaka Univ., 3.CAMT Osaka Univ.)

Keywords:Oxygen reduction reaction, first principles calculation

酸素還元反応(ORR)は固体高分子形燃料電池(PEFC)でボトルネックとなる過程であり、そのため触媒としてPtが用いられてきた。Pt使用量を削減するため、Pt原子層(Pt_ML)を別の金属表面に被覆させた系が考えられてきた[1-4]。
我々はこれまでに、PdやAgを用いた系に着目し、特にPt_ML/Ag (110)上で酸素解離に活性化障壁が存在しないことを示してきた[5]。本研究ではPt_ML/Pd (110)について、その表面上でのORRを第一原理計算から調べた。まず、O₂分子のsbサイトへの解離には活性化障壁が存在しないことがわかった。また、解離したO原子(O_ads)へのプロトン化過程を調べ活性化障壁が存在しないことを示した。