2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 金属酸化物の結晶物性に迫る

[15p-502-1~8] 金属酸化物の結晶物性に迫る

2017年3月15日(水) 13:45 〜 18:00 502 (502)

阿部 友紀(鳥取大)、宇野 和行(和歌山大)

15:15 〜 15:45

[15p-502-4] 希土類鉄酸化物RFe2O4の誘電特性

田中 勝久1、小西 伸弥1、有馬 孝尚2 (1.京大院工、2.東大新領域)

キーワード:誘電的性質、酸化物、磁気的性質

RFe2O4Rは希土類、In)は2005年に強誘電体となる可能性が示唆され、隣接する鉄イオン層間における誘電分極の生成が提案されたが、強誘電性の有無や機構については議論が続いている。演者らは単結晶試料を対象に主として圧電応答顕微鏡を用いた測定を行い、いくつかの化合物は室温で圧電性と強誘電性を示すことなどを明らかにした。講演では、演者らが得た実験データを中心に誘電特性について考察する。