2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

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[15p-514-1~14] 9.5 新機能材料・新物性

2017年3月15日(水) 13:45 〜 17:45 514 (514)

笹川 崇男(東工大)、松石 聡(東工大)、清水 智弘(関西大)

16:30 〜 16:45

[15p-514-10] 強磁性強誘電体BiFe1-xCoxO3における電場印加磁化容易面回転

〇(DC)山本 孟1、東 正樹1 (1.東工大フロ材研)

キーワード:電気磁気効果、マルチフェロイック物質、ビスマスフェライト

BiFe0.9Co0.1O3は強誘電構造を保ったまま250 Kでスピン構造転移が起こり、室温で弱強磁性と強誘電性を示す。この弱強磁性はジャロシンスキー・守谷相互作用を起源としており、強誘電性との結合が期待される。本研究では高圧合成法により作製したBiFe0.9Co0.1O3単結晶の残留磁化の結晶方位依存性を評価することで、電気分極に垂直な磁化容易面の存在を発見した。さらに、電場印加による電気分極回転に伴い、この磁化容易面を回転させることに成功した。