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△ [15p-514-10] 強磁性強誘電体BiFe1-xCoxO3における電場印加磁化容易面回転
キーワード:電気磁気効果、マルチフェロイック物質、ビスマスフェライト
BiFe0.9Co0.1O3は強誘電構造を保ったまま250 Kでスピン構造転移が起こり、室温で弱強磁性と強誘電性を示す。この弱強磁性はジャロシンスキー・守谷相互作用を起源としており、強誘電性との結合が期待される。本研究では高圧合成法により作製したBiFe0.9Co0.1O3単結晶の残留磁化の結晶方位依存性を評価することで、電気分極に垂直な磁化容易面の存在を発見した。さらに、電場印加による電気分極回転に伴い、この磁化容易面を回転させることに成功した。