2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.5 有機太陽電池

[16a-303-1~12] 12.5 有機太陽電池

2017年3月16日(木) 09:00 〜 12:15 303 (303)

緒方 啓典(法政大)、古川 行夫(早大)

10:00 〜 10:15

[16a-303-5] 浸漬法を利用した脱鉛CH3NH3SnI3ペロブスカイト膜の作製

藤原 隆1、寺川 しのぶ2、松島 敏則2、Qin Chuanjiang2、八尋 正幸1、安達 千波矢1,2 (1.九州先端研、2.九大OPERA)

キーワード:脱鉛ペロブスカイト太陽電池、作製方法、浸漬法

本研究は、ウェットプロセスを用いた脱鉛Snペロブスカイト膜の作製とその電池特性に関する。前駆体溶液からペロブスカイト膜への変換速度に着目し、浸漬法における貧溶媒を混合溶媒とすることで変換速度を直接的に制御した。適切な速度で形成されたペロブスカイト膜は高い被覆率と平坦な表面を有し、この膜を用いて作製された太陽電池では、比較的安定な再現性(h=2.14 ± 0.35%)と高い開放電圧(Voc = 0.45 ± 0.01 V)が得られることがわかった。