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[16a-418-2] 太陽光を利用した群落レベルでのスタンドオフ植物蛍光測定
キーワード:クロロフィル蛍光、太陽誘起、酸素Aバンド
我々は地上でのリモートセンシング計測により、野外の群落レベルで活用可能な太陽光誘起の植物蛍光 (solar-induced fluorescence, SIF) 計測法を開発している。装置の基本的な構成としては、光学望遠鏡に小型CCD分光器を装着して可視・近赤外域のスペクトル計測を行うとともに、狭帯域フィルタを取り付けた冷却CCDカメラで画像としての植物蛍光強度分布を遠隔計測可能である。京都大学農学部のダイズ圃場において、距離15~30 mから直達太陽光励起による植物蛍光スペクトル計測を行った。森林については、森林総合研究所の山城サイトにおいて、SIF計測を行った。高さ30 mのCO2観測タワーに望遠鏡を設置し、数10 mの距離にある樹木 (コナラやアラカシ)を測定した。