2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.8 光計測技術・機器

[16a-418-1~10] 3.8 光計測技術・機器

2017年3月16日(木) 09:00 〜 11:45 418 (418)

田中 洋介(農工大)、瀧田 佑馬(理研)

09:15 〜 09:30

[16a-418-2] 太陽光を利用した群落レベルでのスタンドオフ植物蛍光測定

栗山 健二1、眞子 直弘2、本間 香貴3、村松 加奈子4、吉村 謙一5、小南 裕志5、久世 宏明2 (1.静大工、2.千葉大CEReS、3.東北大、4.奈良女子大、5.森林総研)

キーワード:クロロフィル蛍光、太陽誘起、酸素Aバンド

我々は地上でのリモートセンシング計測により、野外の群落レベルで活用可能な太陽光誘起の植物蛍光 (solar-induced fluorescence, SIF) 計測法を開発している。装置の基本的な構成としては、光学望遠鏡に小型CCD分光器を装着して可視・近赤外域のスペクトル計測を行うとともに、狭帯域フィルタを取り付けた冷却CCDカメラで画像としての植物蛍光強度分布を遠隔計測可能である。京都大学農学部のダイズ圃場において、距離15~30 mから直達太陽光励起による植物蛍光スペクトル計測を行った。森林については、森林総合研究所の山城サイトにおいて、SIF計測を行った。高さ30 mのCO2観測タワーに望遠鏡を設置し、数10 mの距離にある樹木 (コナラやアラカシ)を測定した。