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[16a-418-6] レーザ誘起ブレイクダウン分光法による小径コンクリートコアの塩化物イオン濃度計測
キーワード:レーザ誘起ブレイクダウン分光法、コンクリート、塩化物イオン濃度
鉄筋コンクリートの鉄筋腐食の有無を判断する上で塩化物イオン(Cl-)濃度は重要な指標であり、Cl-濃度の深さ方向分布は塩化物イオンの浸透度合いの指標となる見かけの拡散係数を算出する場合に用いられる。Cl-濃度の定量は電位差滴定法(PT)で行われることが一般的であるが、レーザ誘起ブレイクダウン分光法(LIBS)を用いることによりPTよりも迅速かつ高空間分解能で計測することが可能となる。今回、海岸構造物より採取した円柱形コンクリート試験体(コア)に対してLIBSを行い、定量計測の可能性について検討した。