2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

1 応用物理学一般 » 1.5 計測技術・計測標準

[16a-423-1~12] 1.5 計測技術・計測標準

2017年3月16日(木) 09:00 〜 12:15 423 (423)

野中 秀彦(産総研)、菊永 和也 (産総研)

09:00 〜 09:15

[16a-423-1] 小型・可搬型光格子時計実現のためのイッテルビウム原子の光誘起脱離現象に関する実験的研究

安田 正美1、佐藤 拓海2、畠山 温2 (1.産総研、2.農工大)

キーワード:光格子時計、光誘起原子脱離、X線光電子分光

光格子時計実験の出発点である原子線源として、従来、原子オーブンが用いられてきた。これは、大電力が必要など、小型可搬化への障害となっている。この問題を解決するために、光誘起原子脱離現象に着目した。これは物体表面に付着した金属に紫外線を照射すると、金属原子が脱離するというものである。この現象を詳細に調べるために、イッテルビウム原子を合成石英基板に堆積し、X線光電子分光を行う。