2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.6 プラズマライフサイエンス

[16p-313-1~12] 8.6 プラズマライフサイエンス

2017年3月16日(木) 13:45 〜 17:00 313 (313+314)

浜口 智志(阪大)、伊藤 昌文(名城大)

13:45 〜 14:00

[16p-313-1] フラレノール添加プラズマ活性培養液の抗腫瘍効果

神農 大輝1、倉家 尚之1、田中 宏昌2、石川 健治1、橋爪 博司2、竹田 圭吾1、近藤 博基1、関根 誠1、堀 勝2 (1.名大院工、2.名大未来社会創造機構)

キーワード:プラズマ医療、非平衡大気圧プラズマ、フラーレン

非平衡大気圧プラズマを照射した細胞培養液(PAM)にはガン細胞に対する選択的殺傷効果が報告されている。しかし、PAMの効果は保持時間によって減少する。本研究では、フラレノールを添加したPAMの保持効果や抗腫瘍効果について検証した。
フラレノールを添加した培養液にプラズマを照射すると、抗腫瘍効果が高くなり、長時間維持された。フラレノール添加が抗腫瘍効果の長寿命化に寄与し、PAM内のROS減少を抑制した可能性がある。