2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

8 プラズマエレクトロニクス » 8.6 プラズマライフサイエンス

[16p-313-1~12] 8.6 プラズマライフサイエンス

2017年3月16日(木) 13:45 〜 17:00 313 (313+314)

浜口 智志(阪大)、伊藤 昌文(名城大)

15:15 〜 15:30

[16p-313-6] ヒト感染歯モデルでのプラズマ処理水の高度殺菌能の検証

大島 朋子1,2、田崎 達也1、山本 要1、寺脇 大紘2、桃井 保子1、細矢 哲康1、前田 伸子1、井川 聡3、北野 勝久2,1 (1.鶴見大歯、2.阪大工、3.大阪府立産技研)

キーワード:プラズマ処理水、感染歯モデル、殺菌試験

う蝕(むし歯)、感染根管などに対する歯科治療において、強力な消毒薬では事故や残留毒性による有害事象があるため、高い殺菌力と生体低侵襲を同時に満たす新たな方法が望まれている。我々はプラズマ処理水(PTW)が酸性環境下で高い殺菌力を発揮し(低pH法)、体温で速やかに失活する技術を開発した。う蝕と感染根管モデルで検証した結果、高い殺菌効果が得られ、かつ明瞭な為害性は認められず、歯科治療への有用性が示された。