2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.3 絶縁膜技術

[16p-413-1~11] 13.3 絶縁膜技術

6.1と13.3と13.5のコードシェアセッションあり

2017年3月16日(木) 14:00 〜 17:00 413 (413)

入沢 寿史(産総研)、高木 信一(東大)

14:00 〜 14:15

[16p-413-1] [講演奨励賞受賞記念講演] ゲートスタック中へのAl 導入によるGe p-MOSFET の移動度向上機構

永冨 雄太1、織田 知輝1、坂口 大成1、山本 圭介1、王 冬1、中島 寛1 (1.九大)

キーワード:Ge MOSFET、界面準位、固定電荷

我々は,Al/SiO2/GeO2/Ge構造を熱処理すると,界面欠陥が低減し,p-MOSFETの移動度が向上することを報告している.これは,絶縁膜中へのAl導入と関係していると考えられるが,その詳細は明らかではない.今回,Ge-とSi-MOSCAPを作製し,Vfb-EOTの関係から界面ダイポールの生成と消失,固定電荷密度の変化を調べると共に,その原因となるゲートスタック中での反応を構造分析により調べた.それらの結果とデバイス特性との相関から,移動度向上機構を明らかにした.