2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.2 材料・機器光学

[16p-422-1~11] 3.2 材料・機器光学

2017年3月16日(木) 13:15 〜 16:30 422 (422)

尾下 善紀(ニコン)、片山 龍一(福岡工大)

16:15 〜 16:30

[16p-422-11] 非線形光学効果に基づく高分子安定化色素ドープ液晶の光配向挙動

臼井 鴻志1、片山 絵梨香1、久野 恭平1、赤松 範久1、Barrett Christopher1,2、宍戸 厚1,3 (1.東工大化生研、2.McGill University、3.JSTさきがけ)

キーワード:液晶、高分子安定化、非線形光学効果

液晶分子の配向を制御する方法として,光を用いた配向法が注目されている。色素を少量ドープした高分子安定化液晶に光を照射すると,励起した色素分子と光電場の相互作用を駆動力とした光物理プロセスにより偏光方向に分子配向変化を誘起できる。しかし,分子配向変化に必要な光強度が高い点が課題である。本研究では初期分子配向を規定するガラス基板表面のシランカップリング剤に着目し,光応答挙動の基板表面の効果を検討した。