[16p-E204-1~8] 2.2 検出器開発

[16p-E204-8] スルーレート制限型ToT ASIC の特性評価

〇(M1)上ノ町 水紀¹、織田 忠²、島添 健次¹、高橋 浩之¹、関場 大一郎³、辻田 耕希³ (1.東大工、2.OIST、3.筑波大数理物質)

キーワード：スルーレート制限型ToT

固体試料中の水素の深さ分布を知る方法の一つとしてERDA(Elastic Recoil Detection Analysis)という方法がある。90°分析電磁石と位置敏感型検出器を用いることで１原子層に相当する深さ分解能を達成している。位置敏感型検出器としてMCP(Micro Channel Plate)が用いられているが、計数率が制限されているなどの問題がある。この問題を解決するために、時間幅処理を組み込んだSlew Rate Limited Mode ToT ASICを設計、試作し、その評価を行った。