2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

13 半導体 » 13.1 Si系基礎物性・表面界面・シミュレーション

[16p-E206-1~17] 13.1 Si系基礎物性・表面界面・シミュレーション

2017年3月16日(木) 13:45 〜 18:30 E206 (E206)

嵯峨 幸一郎(ソニー)、森 伸也(阪大)、蓮沼 隆(筑波大)

13:45 〜 14:00

[16p-E206-1] PFAボトルの金属吸着を利用した純水中超微量金属分析

中津 正人1 (1.三重富士通セミコンダクター)

キーワード:微量金属分析、純水、PFAボトル

ウエーハを洗浄する純水は、金属濃度サブpptでもウエーハに影響を与えることがわかっている。従って、純水の汚染はこれ以下にする必要があるが、これは、純水の品質管理においても、この極微量の金属を分析する必要があると言える。しかし、通常のルーチン分析では定量下限は数pptであり、また、濃縮分析等は手間がかかり、日々の管理には適用できないので、簡単に0.1ppt 程度を分析できる技術が必要であると考えていた。そこで、PFAボトルが金属を微量吸着する性質があり、この吸着作用により純水中の金属を濃縮処理して、超微量分析ができないかを検討した。その結果、純水中の金属を0.1ppt、元素によってはそれ以下も分析することができた。