18:45 〜 19:00
[16p-F206-19] 表面増強ラマン分光を用いたリン酸化に伴うタンパク質の構造変化解析
キーワード:表面増強ラマン分光、タンパク質構造、バイオセンサー
本研究では表面増強ラマン分光法を用いて、リン酸化に伴うタンパク質の構造変化を解析した。精製したリン酸化及び非リン酸化状態のSpleen Tyrosine Kinase (Syk)を、電子線リソグラフィーにより作製した金ナノ構造上に滴下し、液中で表面増強ラマン散乱測定を行った。測定の結果、リン酸化及び非リン酸化状態のSykは全く異なるSERSスペクトルを示し、それぞれの状態のSERSスペクトルのピークの帰属からリン酸化に伴うSykの構造変化を議論した。