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[16p-P2-2] フッ化ビニリデン高分子強誘電体における分子鎖内でのキンク形状
キーワード:フッ化ビニリデン、分極反転、キンク
フッ化ビニリデン系強誘電体は短距離Van der Waals力を主因として強誘電性を発現し、その分極反転は分子鎖のねじれであるキンクが伝播することで進行するが、その形状については明らかになっていない。そこで本研究では、比較的小規模な計算に適した密度汎関数法を用いて「系の分子鎖が完全にそろった状態」と「分子鎖にキンクのある状態」とのエネルギー差を解析することで、分極反転時に生じるキンクの妥当な形状について調べた。