2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.2 評価・基礎物性

[16p-P5-1~17] 12.2 評価・基礎物性

6.6と12.2のコードシェアセッションあり

2017年3月16日(木) 13:30 〜 15:30 P5 (展示ホールB)

13:30 〜 15:30

[16p-P5-14] 有機表面からの金属蒸気原子離脱現象に基づく最表面ガラス転移点評価

辻岡 強1、奥田 将基1 (1.大阪教育大)

キーワード:ガラス転移点、表面、金属蒸着

本報告では、金属蒸気の堆積/離脱に基づいて表面Tgを測定する新しい方法を提案する。低Tg有機膜へのMg蒸着の初期段階ではMg原子が堆積しないが、一定の時間後には堆積し始めた。この閾値時間は基板温度(Tsub)に依存し、バルクTgよりも数度低いTsubで劇的に増加した。この傾向は異なる蒸着速度や他の金属を用いても変わらなかったことから、表面Tgを反映すると考えられる。