2017年第64回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[16p-P9-1~66] 2 放射線(ポスター)

2017年3月16日(木) 16:00 〜 18:00 P9 (展示ホールB)

16:00 〜 18:00

[16p-P9-26] BaF2-Al2O3-B2O3ガラスの光学特性およびシンチレーション特性

篠崎 健二1、藤本 裕2、岡田 豪3、柳田 健之3、赤井 智子1、越水 正典2、浅井 圭介2 (1.産総研、2.東北大、3.奈良先端大)

キーワード:ガラス、シンチレーション、蛍光

希土類イオンを発光中心として賦活した結晶やガラスの蛍光体は、レーザーや照明、イメージングなど様々な分野で利用されている。特にガラスは透明性や成形加工性、機械的強度、熱的・化学的安定性に優れるだけでなく、自在な組成設計が可能であり、多量の希土類イオンの賦活が可能である。近年、ShinozakiらはBaF2-Al2O3-B2O3ガラスは、希土類イオンの添加により高い発光量子収率を示し、また20at%の希土類イオンを添加可能で濃度消光も小さいことを報告した[1]。これらの特性はシンチレーター材料として好適であると考え、本研究では、このガラス系のシンチレーション特性について検討した。