[17a-514-1~5] 16.2 エナジーハーベスティング

[17a-514-4] 低次元量子スピン系化合物における能動的熱流制御

〇寺門 信明¹、高橋 良輔¹、山崎 芳樹²、高橋 儀宏¹、藤原 巧¹ (1.東北大院工、2.東北大多元研)

キーワード：熱流制御、スピン熱伝導、ラマン散乱

高集積化する電子回路の熱マネジメントや，熱マントや熱スイッチングなどの熱の能動的素子の実現のためには，物質の熱伝導性を自在に操る必要がある．本研究では，磁気励起による高熱伝導を示し，かつ熱伝導率の時空間的な制御可能性を有する低次元量子スピン系化合物に着目し，磁気秩序と熱伝導率の関係をラマン散乱により調査した．また，光や電圧印加等による熱伝導率の能動的制御の可能性について議論する．